イスラエル入国体験記(2022年5月下旬)

とかく入出国審査が厳しい(とくに出国)とされるイスラエル

ネット上のブログ記事に記載されているものと、(数年前のものでも)プロセスが変わった部分があり、記録がてら共有したいと思う。

この記事では入国について。

◎前提

私は20代男性。一人旅である。

今回はポーランドを出国し、イスラエルに入国した。

イスラエルの入出国審査が厳しくなる要件として、イスラム教国の入出国スタンプがパスポートにあること、と噂される。

私はイスラム教国への渡航歴はなく、パスポートにある入出国スタンプはシェンゲン圏の国のみである。

イスラエルに旅行に行くような人は、旅慣れた人というか物好きが多く、そのためイスラム教国の入出国履歴がある人が比較的多いのではないだろうか。

そのため、入出国審査が厳しいという体験をする人がいるのだろうと思う。

(上記、語弊のある表現かもしれないが、初めて行く外国がイスラエルという人はあまりいないだろう。日本人が多く渡航しそうな国としてはマレーシアは「イスラム教国」である。)

◎入国

ポーランドクラクフ発の便でベン・グリオン国際空港に到着。

乗客は、日本人はおろかアジア人は私一人だけだったようだ。

機内でのマスク着用者も私一人だった。

ボーディングブリッジを降りた時点で警備員に声を掛けられたという記事を読んだことがあるが、そもそもそのような人がいなかった。

1.入国カードの発行

まずは、入国カード(正式名称は不明)を発行する。

事前に見たブログ記事では、この入国カードは入国審査時に発行されるということだったが、順序が変わったようだ。

カメラと画面がついている機械(日本や英国の入出国審査ゲートのゲートが無いバージョンとでも表現したら分かりやすいだろうか)にパスポートを読み込ませ、顔写真が撮影され、入国カードが発行される。

メニューはヘブライ語がデフォルトであるが、英語を選択できる。(確かロシア語、アラビア語もあった。)

パスポートを読み込ませると画面の表示が日本語に切り替わる(すごい!)。

顔写真を撮影されるが、あくまで本人確認に用いるだけのよう。発行された入国カードの写真はパスポートのものであった。

このカードは名刺サイズの小さなものであるが、出国まで絶対に紛失してはいけない。

2.入国審査

入国カードの発行が終わると入国審査に進む。

入国カードを発行するスペースはトランスファーの乗客もいるエリアであり、

係員に入国カードとパスポートを見せて入国審査のエリアへ。

 

入国審査はイスラエル国籍とその他国籍でレーンが分かれる。

空港内の表示はすべて英語の記載があり、困ることはないだろう。

入国審査では、下記の項目が質問された。

  1. 日本から来たのか?
  2. イスラエルに来るのは初めてか?
  3. 滞在日数は?
  4. イスラエルに来た目的は?
  5. どこに行く予定か?

すべて、Yes./No.か、単語で回答できる質問である。

5番目の質問は、エルサレムとテルアビブと回答した。

間違っても「パレスチナ」と言わないことは意識した。

Have a nice trip.と言われて終了。

入国審査官は若い女性であった。終始友好的な対応で、私の英語が拙いのを見て取ってか、話す速度を落としてくれたような気さえした。

私が渡航した時点で、コロナ禍の水際対策として、イスラエル入国には「Entry Statement」の記入と、COVID-19治療対応の保険契約が求められているが、いずれも確認されなかった。

ただし、「Entry Statement」の記入は、チェックイン時に確認されている。

corona.health.gov.il

(感想:英国の入国審査より楽だった。)

 

3.預け入れ荷物の受け取り

これは他の空港と同じ。

4.税関

抜き打ちで荷物のスキャンをされるようで、私は声を掛けられ、検査されることとなった。

しかし、スーツケースをスキャンされ、手荷物の中身を見せるのみ。30秒程度で終了した。

税関を抜けるとイスラエル入国のためのプロセスは終了である。

 

事前の情報でかなりビビっていたが、何事もなく終わった。降機から税関を抜けるまで30分足らずである。

 

出国については別で記事にしました。

 

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